令和6年診療報酬改定に伴う加算に係る掲示について

【明細書発行体制等加算】について

当院では医療の透明化や患者様への情報提供を積極的に推進していく観点から、領収書発行の際、個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行しております。
明細書には使用した薬剤名や行われた検査名が記載されます。
明細書の発行を希望されない方は、受付へその旨をお申し出ください。

【一般名処方加算】について

当院では後発医薬品の使用促進を図るとともに、医薬品の安定供給に向けた取り組みなどを実施しています。
そのなかで、当院では後発医薬品のある医薬品について、特定の商品名ではなく薬剤の成分をもとにした一般名処方を行う場合があります。
一般名処方によって特定の医薬品の供給が不足した場合でも、患者さんに必要な医薬品が提供しやすくなります。
一般名処方について、ご不明な点などがありましたらご相談ください。
※一般名処方とはお薬の「商品名」ではなく、「有効成分」を処方せんに記載することです。そうすることで供給不足のお薬であっても有効成分が同じ複数のお薬が選択でき、患者様に必要なお薬が提供しやすくなります。

「外来感染対策向上加算」について

当院では、院内感染防止対策として、必要に応じて下記のような取り組みを行なっています。このような取り組みから、2024年11月より月に1回「外来感染対策向上加算」(6点)を算定させていただいております。

当院における院内感染防止対策

当院では、患者様やご家族、当院の職員、来院者などに対し、感染症の危険から守るため、感染防止対策等に積極的に取り組んでおります。
感染防止のため、患者様等におかれましては、ご不便をおかけすることもあるかと存じますが、なにとぞご理解のほどよろしくお願いいたします。

院内感染対策

1. 院内感染対策に係る体制

本院では、院長を「院内感染管理者」と定め、「感染防止対策チーム」を設置し、クリニック全体で感染対策に取り組んでいます。

2. 院内感染対策の業務内容

当院では、全ての職員が遵守する「感染防止対策業務指針」及び「手順書」を定め、標準予防策や感染経路別予防策等に基づき、職員の手洗いや消毒、状況に応じた感染予防を実施するため、防護服等の着脱など有事の際の訓練を実施しています。 また、1週間に1回程度、定期的に院内を巡回し、院内感染事例の把握を行うとともに、院内感染防止対策の実施状況等を確認しています。

3. 職員教育

全職員に対し年2回院内研修を実施し、感染防止に対する知識の向上を図っています。

4. 抗菌薬の適正使用

抗菌薬を投与することにより患者状態の改善を図ることができても、薬剤耐性菌が発生したり抗菌薬の副作用が生じたりすることがあります。
このため、本院では「抗微生物薬適正使用の手引き」を踏まえ、適切な抗菌薬を選択し、適切な量を、適切な期間、適切な投与ルートでの投与により抗菌薬の適正使用・有害事象の削減に努めています。

5. 感染対策連携

当院では、「外来感染対策向上加算」を算定しており、「東京慈恵会医科大学病院」、「東京総合病院」、「河北総合病院」等と感染対策連携を取っています。

6. 発熱患者等への対応

東京都「医療措置協定」を締結しまして、第二種協定指定医療機関として、発熱外来に対する医療提供を担当していきます。外来において、受診歴の有無に関わらず、発熱その他感染症を疑わせるような症状を呈する患者の受入れを行っています。また、発熱患者の受入れを行うために必要な感染防止対策として発熱患者等の動線を時間帯的に分ける等の対応を行う体制を有しています。詳しく当院ホームページをご確認ください。 https://nm-shimoigusa.com/internal-medicine/

【医療DX推進体制整備加算】について

当院では以下の通り医療DX推進の体制を整備し活用しております。
①オンライン請求を行っています。
②オンライン資格確認を行う体制を有しています。
③電子資格確認を利用し取得した診療情報を、閲覧又は活用できる体制を有しています。
④マイナンバーカードの健康保険証利用について、利用しやすい環境を整備しています。
⑤マイナ保険証について、当該保険医療機関の見やすい場所に掲示しています。
※電子処方箋の発行(電子カルテメーカーの対応待ち)

【医療情報取得加算】について

当院はオンライン資格確認システム導入の原則義務化を踏まえ、当該システムを導入している保険医療機関となります。
マイナ保険証等の利用を通じて診療情報を取得・活用することにより、質の高い医療の提供に努めています。
正確な情報を取得・活用する為、マイナ保険証の利用にご協力をお願い致します。
公費負担受給者証については、マイナンバーカードでは確認できませんので、必ず原本をお持ちください。

【地域包括診療料】について

当院では「地域包括診療加算」算定し、必要に応じ次のような取組を行っています。
①健康相談及び予防接種に係る相談に応じています。
②当院は敷地内禁煙を実施しています。敷地内の喫煙はご遠慮ください。
③介護保険制度の利用等に関する相談に応じています。
④介護支援専門員及び相談支援専門員からの相談に応じています。
⑤必要に応じ、訪問診療や往診に対応します。
⑥体調不良時等、患者さんからの電話等による問い合わせに対応しています。
⑦地域包括診療加算を算定している患者さまは24時間対応しています。
⑧患者様の状態に応じて、28日以上の長期処方やリフィル処方箋を発行する事ができます。
※なお、長期処方やリフィル処方箋の発行が可能かについては、患者様の状態に応じて判断しております。

【機能強化加算】について

当院は「かかりつけ医」として、必要に応じて次のような取組をおこなっています。
・健康診断の結果に関する相談や健康管理に関する相談に応じています。
・必要に応じて、専門の医師・医療機関を紹介いたします。
・保険・福祉サービスの利用に関する相談に応じます。
・夜間・休日の問合せへの対応を行っています。
・患者さまの受診している医療機関や処方されているお薬を伺い、必要なお薬の管理を行います。

【夜間・早朝等加算】について

平日18時以降、土曜日の正午以降に診療の受付をされた患者さまは、厚生労働省の定めた診療報酬点数にもとづき50点の「夜間・早朝等加算」が初再診料に加算されます。この為、1割負担で50円/3割負担で150円の加算がされますので予めご了承ください。

【生活習慣病管理料】について

令和6年6月の診療報酬改定に伴い、「生活習慣病管理料」が新設されます。これは脂質異常、高血圧、糖尿病を主病とする患者様の総合的な治療管理を目的とする管理料です。生活習慣を見直し、管理することにより疾病の悪化を防ぎ健康寿命を延ばすことができると考えられています。そのため、「高血圧」「脂質異常症」「糖尿病」のいずれかを主病にもつ患者様には、最初の受診時に療養計画書について説明させていただきます。患者様と当院で目標を設定し、計画に基づいた指導をさせていただき、患者様に同意のサインをいただきます(全国共通です)。療養計画書は、4か月ごとに見直し作成します(患者様のサインは不要)。ご理解ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。