熱が出ると同時に足が痛くなったという経験をされたことはないでしょうか。
発熱と足の痛みが一緒に現れると、どのような病気が考えられるのか不安になることもあるでしょう。
インフルエンザのような全身症状なのか、足に何か問題があるのか、判断が難しい場合もあります。
原因によって適切な対処法が異なるため、正しい知識を持つことが大切です。
発熱と足の痛みが同時に起こる原因と、どのような時に医療機関を受診すべきかを理解しておくことが重要とされています。
発熱と足の痛みが同時に起こる主な原因とは?
発熱と足の痛みが同時に起こる主な原因は、インフルエンザなどの全身性感染症による筋肉痛・関節痛、または足自体の感染症や炎症です。
全身性の感染症による筋肉痛・関節痛
インフルエンザや新型コロナウイルス感染症などの全身性の感染症では、発熱と共に全身の筋肉痛や関節痛が現れることがあります。この痛みは、足だけでなく、腰、背中、腕など全身に及ぶことが特徴です。
これらの感染症では、免疫システムが活性化され、サイトカインという物質が産生されます。このサイトカインが筋肉や関節に作用して、痛みや炎症を引き起こします。
足の痛みは、筋肉痛(ふくらはぎや太ももの筋肉が痛む)または関節痛(膝や足首の関節が痛む)として現れます。両足に同時に症状が出ることが多いとされています。
インフルエンザの特徴
インフルエンザは、発熱と足の痛みを引き起こす最も代表的な疾患です。38度以上、多くの場合39度以上の高熱が急激に出現し、同時に全身の関節痛や筋肉痛が現れます。
足の痛みは、「歩くのも辛い」「足が重い」と表現されるような強い痛みであることが多いとされています。関節だけでなく、筋肉全体が痛むこともあります。
インフルエンザによる足の痛みは、通常発熱と共に始まり、解熱と共に改善していきます。3〜5日程度で症状が軽快することが一般的です。
炎症反応による痛み
感染症により身体で炎症反応が起こると、痛みを引き起こす物質が産生されます。プロスタグランジンやブラジキニンなどの物質が、痛みの受容体を刺激します。
また、発熱により筋肉の代謝が亢進し、疲労物質(乳酸など)が蓄積することも、筋肉痛の一因と考えられています。
炎症反応による痛みは、安静時にも感じることがありますが、動かしたり体重をかけたりすると痛みが増強することが多いとされています。
足特有の問題との違い
全身性感染症による足の痛みと、足自体に問題がある場合とでは、いくつかの違いがあります。
全身性感染症では、両足に同時に症状が出ることが多く、足以外にも痛みがあります(腰、背中、腕など)。足の外見上の変化(腫れ、赤み、熱感など)は通常ありません。
一方、足自体の感染症や炎症では、片側の足のみに症状が出ることが多く、足の腫れ、赤み、熱感などの局所的な変化が見られます。痛みは特定の部位に限局することが特徴です。
このように、発熱と足の痛みが同時に起こる主な原因は全身性感染症による筋肉痛・関節痛、または足自体の感染症や炎症であり、それぞれ特徴が異なるとされています。
続いて、インフルエンザなど感染症による足の痛みについて詳しく見ていきましょう。
インフルエンザなど感染症による足の痛み
インフルエンザや新型コロナウイルス感染症などの全身性感染症では、発熱と共に足を含む全身の筋肉痛・関節痛が現れることが特徴です。
インフルエンザの全身症状
インフルエンザでは、38度以上の高熱と共に、全身の関節痛や筋肉痛が急激に現れます。足の痛みは、この全身症状の一部です。
足の痛みの特徴としては、太ももやふくらはぎの筋肉が痛む、膝や足首の関節が痛む、両足に同時に症状が出る、「身体中が痛い」と表現されるような全身性の痛みの一部であることなどが挙げられます。
インフルエンザによる足の痛みは、発熱のピーク時に最も強く、解熱と共に徐々に改善していきます。通常、3〜5日で軽快し始めます。
頭痛、強い倦怠感、悪寒なども伴うことが多く、これらの全身症状が、足の痛みだけが単独で現れることは少ないとされています。
新型コロナウイルス感染症
新型コロナウイルス感染症でも、発熱と筋肉痛・関節痛が現れることがあります。ただし、インフルエンザほど痛みが顕著でないことも多いとされています。
発熱、咳、倦怠感、味覚・嗅覚障害などの症状を伴います。筋肉痛や関節痛は、全身に及ぶこともあれば、特定の部位(足、腰、背中など)に限局することもあります。
オミクロン株以降は、のどの痛みが強く出ることが多く、筋肉痛や関節痛は比較的軽度であることが多いとされています。
その他のウイルス性感染症
インフルエンザや新型コロナウイルス感染症以外にも、様々なウイルス性感染症で、発熱と筋肉痛・関節痛が現れることがあります。
デング熱は、蚊を媒介とする感染症で、高熱と激しい筋肉痛・関節痛が特徴です。「骨折熱」と呼ばれるほど強い痛みを伴うことがあります。海外渡航歴がある場合に考慮されます。
その他、アデノウイルス感染症、RSウイルス感染症などでも、発熱と軽度の筋肉痛が見られることがあります。
痛みの特徴と部位
全身性感染症による足の痛みには、いくつかの特徴があります。
痛みは、鈍い痛みであることが多く、「ズーンとした重い痛み」「だるい痛み」と表現されます。動かすと痛みが増すことがありますが、安静時にも痛みを感じます。
痛みの部位は、ふくらはぎ(腓腹筋)、太もも(大腿四頭筋、ハムストリングス)、膝関節、足首関節などです。両足に同時に現れることが多いとされています。
持続期間
全身性感染症による足の痛みは、発熱と同じ経過をたどることが多いとされています。
インフルエンザの場合、発熱のピーク時(発症後1〜2日目)に痛みも最も強く、解熱と共に徐々に改善していきます。完全に痛みがなくなるまでには、1週間程度かかることもあります。
ただし、発熱が治まっても筋肉痛や関節痛が数日間続くこともあり、これは身体の回復過程で正常な反応です。
このように、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症などの全身性感染症では、発熱と共に足を含む全身の筋肉痛・関節痛が現れ、通常は数日から1週間程度で改善するとされています。
次に、足の感染症や炎症による発熱と痛みについて説明いたします。
足の感染症や炎症による発熱と痛み
足自体の感染症や炎症では、発熱と共に足の痛み、腫れ、赤みなどの局所症状が現れ、緊急性が高い場合もあります。
蜂窩織炎
蜂窩織炎(ほうかしきえん)は、皮膚の深い層から皮下組織にかけて細菌感染が起こる疾患です。足に起こることが多く、発熱と足の痛みを引き起こします。
症状としては、足(特にふくらはぎや足の甲)の腫れ、赤み、熱感、痛み、38度以上の発熱、悪寒などがあります。
蜂窩織炎は、小さな傷や虫刺され、水虫などから細菌が侵入して発症することがあります。糖尿病や免疫力が低下している方では、重症化しやすいとされています。
抗生物質による治療が必要で、重症の場合は入院治療が必要になることもあります。早期の治療が重要です。
骨髄炎
骨髄炎は、骨に細菌感染が起こる疾患です。足の骨に発症することもあり、発熱と強い痛みを引き起こします。
症状としては、発熱(38度以上)、患部の強い痛み、腫れ、赤み、熱感、体重をかけられない、歩けないなどがあります。
骨髄炎は、外傷や手術後の感染、血流を介した感染などから起こります。糖尿病で足に傷ができやすい方では、特に注意が必要です。
診断にはレントゲンやMRI検査が必要で、長期間の抗生物質投与や、場合によっては手術が必要になることもあります。
化膿性関節炎
化膿性関節炎は、関節内に細菌感染が起こる疾患です。膝関節や足首関節に発症することがあり、発熱と関節の痛みを引き起こします。
症状としては、発熱、関節の激しい痛み、腫れ、赤み、熱感、関節を動かせない、体重をかけられないなどがあります。
化膿性関節炎は緊急性が高く、関節の破壊を防ぐために早急な治療が必要です。関節穿刺による排膿や抗生物質投与が行われます。
足の外傷からの感染
足の外傷(切り傷、刺し傷、やけどなど)から細菌が侵入し、感染を起こすことがあります。感染が広がると、発熱と痛みを引き起こします。
特に、土や泥で汚染された傷、深い刺し傷、動物に噛まれた傷などは、感染のリスクが高いとされています。
破傷風のリスクもあるため、深い傷や汚染された傷では、医療機関での適切な処置と破傷風予防接種が必要です。
緊急性の高い症状
足の感染症や炎症で、以下のような症状がある場合は、緊急性が高く、速やかな受診が必要です。
足の腫れや赤みが急速に広がっている、激しい痛みで全く歩けない、足が変形している、皮膚に水疱や黒く変色した部分がある(壊死の兆候)、40度近い高熱がある、意識がもうろうとしているなどです。
これらは、重症感染症、敗血症、壊死性筋膜炎などの可能性を示唆しており、緊急の治療が必要です。
このように、足自体の感染症や炎症では、発熱と共に足の腫れ、赤み、熱感などの局所症状が現れ、蜂窩織炎、骨髄炎、化膿性関節炎などが考えられ、緊急性が高い場合もあるとされています。
続いて、小児の発熱と足の痛みで注意すべき疾患について見ていきましょう。
小児の発熱と足の痛みで注意すべき疾患
小児が発熱と足の痛みを訴える場合、川崎病、溶連菌感染後の反応、単純性股関節炎など、小児特有の疾患に注意が必要です。
川崎病の可能性
川崎病は、全身の血管に炎症が起こる疾患で、主に4歳以下の小児に見られます。40度前後の高熱が5日以上続き、手足の腫れや痛みを伴うことがあります。
川崎病の主な症状は、5日以上続く発熱、両側の目の充血、唇の赤みやひび割れ、舌がイチゴのように赤くなる、手足の腫れや紅斑、後に指先の皮がむける、発疹、首のリンパ節の腫れなどです。
手足の腫れにより、痛みを訴えたり、歩きたがらなくなったりすることがあります。早期の診断と治療が重要で、治療が遅れると心臓の冠動脈に障害を起こす可能性があります。
溶連菌感染後の反応
溶連菌(A群β溶血性レンサ球菌)感染症の後に、急性リウマチ熱という合併症が起こることがあります。発熱と関節痛(移動性関節炎)が特徴です。
溶連菌による咽頭炎の1〜4週間後に発症し、発熱と共に、複数の関節が次々と痛くなることが特徴です。膝、足首、肘、手首などの大きな関節が痛みます。
急性リウマチ熱は、心臓にも影響を及ぼす可能性があるため、溶連菌感染症は適切な抗生物質治療が重要です。溶連菌感染後に発熱と関節痛が出た場合は、早めの受診が推奨されます。
単純性股関節炎
単純性股関節炎は、3〜10歳頃の小児に見られる股関節の炎症です。ウイルス感染の後に発症することが多く、微熱と股関節の痛みを引き起こします。
症状としては、股関節の痛み(太ももや膝に放散することもある)、足を引きずって歩く、歩きたがらない、37〜38度程度の微熱などがあります。
多くは自然に治りますが、化膿性股関節炎や他の疾患との鑑別が必要なため、医療機関での診察が推奨されます。
成長痛との見分け方
成長痛は、3〜12歳頃の小児に見られる夜間の足の痛みです。発熱を伴わないことが特徴で、発熱と足の痛みが同時にある場合は、成長痛とは別の原因を考える必要があります。
成長痛の特徴は、夕方から夜間に痛みが出る、朝には痛みがない、発熱や腫れを伴わない、両足に出ることが多い、さすったり温めたりすると楽になるなどです。
発熱を伴う足の痛みは、感染症や炎症性疾患の可能性があるため、医療機関を受診することが推奨されます。
すぐ受診すべき症状
小児が発熱と足の痛みを訴える場合、以下のような症状があればすぐに受診が必要です。
全く歩けない、体重をかけられない、足が腫れている、赤くなっている、熱を持っている、5日以上高熱が続いている、手足の指先から皮がむけている(川崎病の兆候)、関節が次々と痛くなる、元気がない、ぐったりしているなどです。
乳幼児は症状を上手く訴えることができないため、いつもと様子が違う、機嫌が悪い、泣き方がいつもと違う、足を触ると泣くなどの変化にも注意が必要です。
このように、小児が発熱と足の痛みを訴える場合、川崎病、溶連菌感染後の反応、単純性股関節炎など小児特有の疾患に注意が必要で、早めの受診が推奨されるとされています。
次に、発熱と足の痛みへの対処法について説明いたします。
発熱と足の痛みへの対処法
発熱と足の痛みへの対処法としては、安静と患部の保護、解熱鎮痛剤の適切な使用、水分補給などが基本となります。
安静と患部の保護
発熱と足の痛みがある場合、まず身体を休めることが重要です。無理に歩いたり、活動したりすることは避けるべきです。
足に体重をかけると痛みが増す場合は、できるだけ安静にし、横になって足を少し高くすると、腫れや痛みが軽減することがあります。
全身性感染症による筋肉痛・関節痛の場合は、安静にすることで身体の回復が促進されます。足自体に感染や炎症がある場合も、患部を安静に保つことが治療の基本です。
解熱鎮痛剤の使用
発熱と足の痛みの両方を和らげるために、解熱鎮痛剤の使用が有効です。アセトアミノフェン、イブプロフェン、ロキソプロフェンなどが使用されます。
これらの薬は、発熱を下げるだけでなく、痛みや炎症を抑える効果もあります。38.5度以上の発熱があり、痛みが辛い場合に使用が検討されます。
使用方法や使用間隔については、添付文書を守ることが重要です。ただし、解熱鎮痛剤は症状を一時的に和らげるだけで、病気を治すものではありません。
冷やすべきか温めるべきか
足の痛みに対して、冷やすべきか温めるべきかは、原因によって異なります。
全身性感染症による筋肉痛・関節痛の場合は、温めると楽になることが多いとされています。温湿布や温タオルを当てる、ぬるめのお風呂に入るなどの方法があります。
一方、足に腫れや赤み、熱感がある場合(蜂窩織炎などの炎症)は、冷やす方が適切です。冷湿布や冷やしたタオルを当てることで、炎症や痛みが軽減することがあります。
判断に迷う場合は、医療機関に相談することが推奨されます。
水分補給
発熱時には、発汗により多くの水分が失われます。脱水を防ぐために、こまめな水分補給が重要です。
水、麦茶、経口補水液、スポーツドリンクなど、飲みやすいものを少量ずつ頻繁に摂取します。1時間にコップ1杯(200ml)程度を目安にします。
水分が十分に取れない、嘔吐が続くなどの場合は、医療機関を受診して点滴を受ける必要があります。
観察すべきポイント
自宅で様子を見る場合でも、以下のポイントを観察し、記録しておくことが推奨されます。
体温の推移、足の痛みの程度と範囲、足の外観(腫れ、赤み、熱感の有無)、歩行可能かどうか、他の症状(頭痛、咳、のどの痛みなど)、水分や食事の摂取状況などです。
症状が悪化している場合や、新たな症状が出現した場合は、医療機関への受診を検討する必要があります。
このように、発熱と足の痛みへの対処法としては、安静と患部の保護、解熱鎮痛剤の使用、適切な冷却または温熱療法、水分補給などが基本となり、症状を注意深く観察することが重要とされています。
最後に、発熱と足の痛みで病院を受診すべきタイミングについて説明いたします。
発熱と足の痛みで病院を受診すべきタイミング
発熱と足の痛みで病院を受診すべきなのは、足の腫れや赤みがある、歩けない、小児で特定の症状がある場合などです。
すぐに受診が必要な症状
以下のような症状がある場合は、すぐに医療機関を受診する、または救急車を呼ぶことが推奨されます。
足の激しい痛みで全く動かせない、意識がもうろうとしている、呼吸が苦しい、けいれんを起こした、40度以上の高熱がある、足の皮膚に水疱や黒く変色した部分がある(壊死の兆候)などです。
これらは、重症感染症、敗血症、壊死性筋膜炎などの可能性を示唆しており、緊急の治療が必要です。
足が腫れている・赤くなっている場合
発熱と共に、足が腫れている、赤くなっている、熱を持っているなどの局所症状がある場合は、足自体の感染症(蜂窩織炎、骨髄炎など)の可能性があります。
これらの症状は、細菌感染を示唆しており、抗生物質による治療が必要です。治療が遅れると、感染が広がったり、重症化したりする可能性があります。
足の腫れや赤みが急速に広がっている場合は、特に緊急性が高く、速やかな受診が必要です。
歩けない・体重をかけられない場合
発熱と共に、足の痛みで歩けない、体重をかけられないという場合は、早めの受診が推奨されます。
化膿性関節炎、骨髄炎、骨折、重度の筋肉損傷などの可能性があります。これらの疾患は、早期の診断と治療が重要です。
特に、外傷の後に発熱と歩けないほどの痛みが出た場合は、骨折や感染の可能性があるため、速やかな受診が必要です。
小児の場合の判断基準
小児が発熱と足の痛みを訴える場合、以下のような状況では早めの受診が推奨されます。
5日以上高熱が続いている、手足が腫れている、目が赤い、唇がひび割れている(川崎病の兆候)、関節が次々と痛くなる、全く歩けない、ぐったりしている、機嫌が非常に悪いなどです。
乳幼児は症状を言葉で訴えることができないため、いつもと様子が違う場合は、早めに受診することが大切です。
緊急受診が必要な状況
夜間や休日でも、以下のような状況では緊急受診が必要です。
意識障害がある、呼吸困難がある、けいれんが続く、足の腫れや赤みが急速に広がっている、激しい痛みで動けない、水分が全く取れない、生後3ヶ月未満の乳児が38度以上の発熱をしたなどです。
これらの症状は緊急性が高く、夜間・休日診療所や救急外来を受診する、または救急車を呼ぶことが推奨されます。
判断に迷う場合は、救急安心センター事業(#7119)や小児救急電話相談(#8000)などの電話相談窓口を利用することができます。
このように、発熱と足の痛みで病院を受診すべきなのは、足の腫れや赤みがある、歩けない、小児で特定の症状がある、緊急性の高い症状を伴う場合などとされています。
※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断や治療に代わるものではありません。症状や治療に関するご相談は、医療機関にご相談ください。
監修医師

略歴
| 2014年10月 | 神戸大学博士課程入学 |
| 2019年3月 | 博士課程卒業医師免許取得 |
| 2019年4月 | 赤穂市民病院 |
| 2021年4月 | 亀田総合病院 |
| 2022年1月 | 新宿アイランド内科クリニック院長 |
| 2023年2月 | いずみホームケアクリニック |




