熱が出た時に何を食べれば良いか迷われることはないでしょうか。
食欲がない時に無理に食べるべきか、どのような食べ物が適しているのか、判断に困ることもあるでしょう。
発熱時には、消化の良いものを少量ずつ食べることが基本ですが、何よりも水分補給が最優先です。
無理に食べなくても問題ありませんが、体力の回復には適切な栄養補給も重要とされています。
発熱時の食事の基本的な考え方と、おすすめの食べ物、避けるべき食べ物を理解しておくことが大切とされています。
発熱時の食事は何を食べれば良い?
発熱時の食事の基本は、無理に食べなくても良く、水分補給を最優先し、消化の良いものを少量ずつ食べることです。
無理に食べなくても良い
発熱時に食欲がないのは、自然な身体の反応です。無理に食べる必要はありません。
身体は、病原体と闘うことにエネルギーを使っているため、消化にエネルギーを使うよりも、休養を優先している状態です。食欲がないということは、身体が「今は食べなくても良い」というサインを出しています。
1〜2日程度食事が十分に取れなくても、水分補給さえできていれば、大きな問題はないとされています。食欲が戻ってから食べ始めれば十分です。
水分補給が最優先
発熱時には、食事よりも水分補給が最優先です。
発熱により、発汗や呼吸から多くの水分が失われます。脱水を防ぐために、十分な水分補給が必要です。食事が取れなくても、水分だけは必ず摂取することが重要です。
1時間にコップ1杯(200ml)程度を目安に、こまめに水分を摂取します。経口補水液、スポーツドリンク、麦茶、水などが適しています。
消化の良いものを選ぶ
発熱時に食事を取る場合は、消化の良いものを選ぶことが基本です。
おかゆ、うどん、スープなど、胃腸に負担をかけない食べ物が推奨されます。油っこいもの、繊維質の多いもの、肉類など、消化に時間がかかるものは避けることが望ましいとされています。
消化の良い食べ物を選ぶことで、胃腸への負担を減らし、身体が病原体と闘うことにエネルギーを集中できます。
少量ずつ食べる
発熱時には、一度に大量に食べるのではなく、少量ずつ頻繁に食べることが推奨されます。
食欲がない時に無理に通常量を食べようとすると、吐き気を催したり、実際に嘔吐したりすることがあります。少量を何回かに分けて食べる方が、身体への負担が少ないとされています。
数口食べて様子を見る、30分〜1時間おきに少しずつ食べるなどの方法が有効です。
栄養バランスより食べやすさ
発熱時には、栄養バランスよりも、食べやすさを優先することが大切です。
通常であれば、バランスの取れた食事が理想ですが、発熱時には「何でも良いから食べられるものを食べる」という考え方で問題ありません。
好きなもの、食べやすいもの、のどを通りやすいものを選びます。栄養バランスは、回復してから整えれば十分です。
回復期の食事への移行
発熱が下がり、食欲が戻ってきたら、徐々に通常の食事に戻していきます。
最初は、おかゆやうどんなど、消化の良いものから始めます。徐々に、ご飯、魚、卵、豆腐など、タンパク質を含む食品を加えていきます。
完全に回復するまでは、油っこいものや刺激物は控えめにすることが推奨されます。身体の回復に合わせて、段階的に食事を戻していくことが大切です。
このように、発熱時の食事の基本は、無理に食べなくても良く、水分補給を最優先し、消化の良いものを少量ずつ食べ、栄養バランスより食べやすさを優先することとされています。
続いて、発熱時におすすめの食べ物について見ていきましょう。
発熱時におすすめの食べ物
発熱時におすすめの食べ物は、おかゆ、うどん、スープ、ゼリー、バナナ、ヨーグルトなど、消化が良く食べやすいものです。
おかゆ・雑炊
おかゆは、発熱時の食事として最も推奨される食べ物の一つです。
お米を水で柔らかく煮たもので、消化が非常に良く、胃腸への負担が少ないとされています。水分も同時に摂取できるため、発熱時に適しています。
三分粥(水分が多い)、五分粥、七分粥、全粥と、体調に応じて水分量を調整できます。食欲がない時は水分の多い三分粥、少し回復してきたら七分粥や全粥にするなど、段階的に調整します。
卵や梅干し、しらすなどを加えることで、タンパク質や塩分も補給できます。雑炊も同様に適しています。
うどん
うどんも、消化が良く、発熱時に適した食べ物です。
柔らかく煮たうどんは、のどを通りやすく、胃腸への負担も少ないとされています。温かいうどんは、身体を温め、水分補給にもなります。
具材として、卵、豆腐、白身魚、ほうれん草など、消化の良いものを少量加えることができます。油揚げや天ぷらなど、油っこいものは避けることが推奨されます。
にゅうめん(そうめん)も同様に適していますが、そばは消化にやや時間がかかるため、回復してからの方が良いとされています。
スープや味噌汁
スープや味噌汁は、水分と栄養を同時に摂取できるため、発熱時に適しています。
野菜スープ、鶏ガラスープ、コンソメスープなどは、消化が良く、身体を温めます。野菜を柔らかく煮込むことで、ビタミンやミネラルも摂取できます。
味噌汁は、塩分と水分を補給でき、豆腐やわかめなど、消化の良い具材を加えることができます。ただし、濃すぎる味付けは避け、薄味にすることが推奨されます。
クリーム系のスープは、脂肪分が多いため、回復してから食べる方が良いとされています。
ゼリー・プリン
ゼリーやプリンは、のどを通りやすく、食欲がない時でも食べやすい食べ物です。
ゼリーは、水分補給にもなり、のどごしが良いため、食欲がない時に適しています。ビタミンCを含む果汁入りのゼリーは、栄養補給にもなります。
プリンは、卵と牛乳から作られているため、タンパク質やカルシウムを含みます。柔らかく、消化も良いとされています。
ただし、糖分が多いため、食べ過ぎには注意が必要です。また、冷たすぎるものは、胃腸を刺激することがあるため、常温に近い温度で食べることが推奨されます。
バナナやリンゴ
果物の中でも、バナナやリンゴは発熱時に適しています。
バナナは、消化が良く、エネルギー源となる糖質を含みます。カリウムも豊富で、電解質の補給にもなります。柔らかく、そのまま食べられるため、手軽に栄養補給ができます。
リンゴは、すりおろすことで消化が良くなり、食べやすくなります。ペクチンという食物繊維を含み、下痢の改善にも効果があるとされています。
その他、桃や梨なども、柔らかく消化が良いため適しています。柑橘類は、酸味が強く、のどを刺激することがあるため、様子を見ながら食べることが推奨されます。
ヨーグルト
ヨーグルトは、タンパク質とカルシウムを含み、消化が良い食品です。
乳酸菌を含むため、腸内環境を整える効果もあります。のどごしが良く、食欲がない時でも比較的食べやすいとされています。
プレーンヨーグルトに、はちみつやバナナを加えることで、食べやすさと栄養価が向上します。ただし、冷たすぎると胃腸を刺激することがあるため、常温に近い温度で食べることが推奨されます。
このように、発熱時におすすめの食べ物は、おかゆ、うどん、スープ、ゼリー、プリン、バナナ、リンゴ、ヨーグルトなど、消化が良く食べやすく、のどを通りやすいものとされています。
次に、発熱時に避けるべき食べ物について説明いたします。
発熱時に避けるべき食べ物
発熱時に避けるべき食べ物は、油っこいもの、消化に悪いもの、刺激物、アルコールなどです。
油っこいもの
油っこい食べ物は、消化に時間がかかり、胃腸に負担をかけるため避けるべきです。
揚げ物(天ぷら、唐揚げ、フライなど)、脂身の多い肉、ラーメン、カレー、チャーハンなどは、消化に多くのエネルギーを必要とします。
発熱時には、身体が病原体と闘うことにエネルギーを使っているため、消化にエネルギーを使うことは避けるべきです。また、油っこいものは、吐き気を誘発することもあります。
消化に悪いもの
消化に時間がかかる食べ物も避けることが推奨されます。
肉類(特に牛肉や豚肉)、硬い食べ物、繊維質の多い野菜(ごぼう、れんこん、たけのこなど)、海藻類(こんぶ、わかめの大量摂取)、きのこ類などです。
これらの食べ物は、胃腸が健康な時であれば栄養価が高く良い食品ですが、発熱時には胃腸への負担が大きいため避けるべきです。
ただし、柔らかく煮た野菜や、少量の豆腐、白身魚などは、タンパク質やビタミンの補給になるため、適量であれば問題ありません。
刺激物
刺激の強い食べ物は、のどや胃腸を刺激するため避けるべきです。
辛いもの(唐辛子、カレー、キムチ、わさびなど)、酸っぱいもの(酢の物、梅干しの大量摂取、柑橘類の果汁など)、香辛料の強いものなどです。
これらは、のどが痛い時には特に刺激となります。また、胃腸が弱っている時には、胃痛や吐き気を引き起こす可能性があります。
ただし、梅干しを1個程度おかゆに入れることは、塩分補給になり、食欲増進効果もあるため問題ありません。
冷たすぎるもの
冷たすぎる食べ物や飲み物は、胃腸を刺激し、下痢や腹痛を引き起こす可能性があります。
アイスクリーム、かき氷、冷たい飲み物を大量に摂取することは避けるべきです。ただし、のどが痛い時に少量のアイスクリームやシャーベットを食べることは、のどの痛みを和らげる効果があり、水分補給にもなるため、適量であれば問題ありません。
常温または少し冷たい程度の温度が、胃腸への負担が少ないとされています。
アルコール
発熱時のアルコール摂取は、絶対に避けるべきです。
アルコールは、脱水を悪化させ、免疫機能を低下させます。また、解熱鎮痛剤や抗生物質などの薬と相互作用を起こし、肝臓に重大なダメージを与える可能性があります。
「酒で消毒する」という考え方は誤りです。発熱時には、完全にアルコールを避けることが重要です。
カフェイン過多の飲料
カフェインを多く含む飲料の過剰摂取も避けるべきです。
コーヒー、濃い緑茶、紅茶、エナジードリンクなどは、利尿作用があり、脱水を悪化させる可能性があります。また、胃を刺激することもあります。
適量(コーヒー1〜2杯程度)であれば問題ありませんが、大量摂取は避けることが推奨されます。カフェインレスの飲料や、麦茶、水などを主に摂取することが望ましいとされています。
このように、発熱時に避けるべき食べ物は、揚げ物などの油っこいもの、肉類などの消化に悪いもの、辛いものなどの刺激物、冷たすぎるもの、アルコール、カフェイン過多の飲料などとされています。
続いて、発熱時の水分と栄養補給について見ていきましょう。
発熱時の水分と栄養補給
発熱時の水分と栄養補給は、経口補水液やスポーツドリンクによる水分・電解質の補給が重要であり、栄養補助食品も有効です。
経口補水液の重要性
経口補水液は、発熱時の水分補給に最も推奨される飲料です。
水分、塩分(ナトリウム)、糖分が適切な比率で配合されており、腸管からの水分吸収が最大化されるように作られています。WHOが推奨する脱水予防・治療のための飲料です。
市販品としては、OS-1、アクアライトなどがあります。薬局やドラッグストアで購入できます。自宅で作ることもでき、水1リットルに対して、塩3g、砂糖40gを溶かします。
経口補水液は、普通の水よりも効率的に水分と電解質を補給できるため、発熱時に特に推奨されます。
スポーツドリンク
スポーツドリンクも、水分と電解質の補給に有効です。
ポカリスエット、アクエリアスなどのスポーツドリンクは、ナトリウム、カリウムなどの電解質を含みます。ただし、経口補水液と比べると、糖分が多く、塩分が少ないという特徴があります。
そのまま飲むと糖分が多いため、水で薄めて飲むことも推奨されます。特に、子供に与える場合は、水で2倍に薄めると良いとされています。
果汁ジュース
果汁ジュースは、ビタミンCやカリウムを含み、水分補給にもなります。
りんごジュース、オレンジジュース、桃のジュースなどが適しています。ただし、果汁100%ジュースは糖分が多いため、水で薄めて飲むことが推奨されます。
柑橘系のジュースは、酸味が強く、のどを刺激することがあるため、のどが痛い場合は避けた方が良いとされています。
アイスクリームやシャーベット
アイスクリームやシャーベットは、意外にも発熱時の栄養補給に有効です。
アイスクリームは、牛乳と卵から作られているため、タンパク質、カルシウム、脂質を含みます。エネルギー補給にもなります。のどが痛い時には、冷たさがのどの痛みを和らげる効果もあります。
シャーベットは、水分補給になり、のどごしが良いため食べやすいとされています。ただし、食べ過ぎると胃腸を冷やすため、適量にとどめることが大切です。
栄養補助食品
食事が十分に取れない時には、栄養補助食品を利用することも有効です。
ゼリー飲料(ウイダーinゼリーなど)は、エネルギー、ビタミン、ミネラルを手軽に摂取できます。のどを通りやすく、食欲がない時でも比較的摂取しやすいとされています。
栄養ドリンク、プロテイン飲料なども、タンパク質やビタミンの補給に有効です。ただし、カフェインを含むものは避けることが推奨されます。
点滴が必要な場合
以下のような場合は、経口摂取が困難であり、点滴による水分・栄養補給が必要になることがあります。
水分が全く取れない、嘔吐が続いて何も受け付けない、下痢が激しく脱水が進行している、意識レベルが低下している、尿が出ないなどです。
これらの場合は、医療機関を受診し、点滴による治療を受ける必要があります。点滴により、水分、電解質、場合によってはブドウ糖などの栄養を補給します。
このように、発熱時の水分と栄養補給は、経口補水液やスポーツドリンクによる水分・電解質の補給が最も重要であり、アイスクリームや栄養補助食品も活用でき、経口摂取困難な場合は点滴が必要とされています。
次に、食欲がない時の対処法について説明いたします。
食欲がない時の対処法
食欲がない時の対処法は、無理に食べず、少量ずつ頻繁に摂り、好きなものを優先することです。
無理に食べない重要性
食欲がない時に無理に食べることは、かえって逆効果になることがあります。
無理に食べると、吐き気を催したり、実際に嘔吐したりすることがあります。嘔吐により、せっかく摂取した水分や栄養が失われ、さらに脱水が悪化します。
身体が「食べたくない」というサインを出している時は、それに従うことも大切です。水分補給さえできていれば、1〜2日程度食事が取れなくても大きな問題はないとされています。
少量ずつ頻繁に摂る
食欲が少しでもある時は、少量ずつ頻繁に食べることが推奨されます。
一度に通常量を食べようとするのではなく、スプーン数杯、数口程度から始めます。30分〜1時間おきに少しずつ食べることで、無理なく栄養補給ができます。
おかゆを小さな茶碗に半分程度、ゼリーを半分程度など、通常の半分以下の量から始めることが推奨されます。
好きなものを優先する
発熱時には、栄養バランスよりも、好きなもの、食べたいと思うものを優先することが大切です。
「おかゆが良い」と言われても、おかゆが嫌いであれば食べる気になりません。パンが好きであれば、柔らかいパン(食パンなど)を少量食べることから始めても良いとされています。
アイスクリームが食べたければ、アイスクリームを少量食べることも有効です。「食べたい」という気持ちは、身体が回復してきているサインでもあります。
見た目や香りの工夫
食欲を刺激するために、見た目や香りを工夫することも有効です。
小さな器に盛り付ける、彩りを良くする(卵、梅干し、ほうれん草などを少量加える)、温かい食べ物の香りを楽しむなどの工夫ができます。
ただし、香りが強すぎると、かえって吐き気を催すこともあるため、本人の好みに合わせることが大切です。
家族のサポート
食欲がない時には、家族のサポートが重要です。
食べやすいものを用意する、少量ずつ与える、無理強いしない、水分補給を促す、経過を観察するなどのサポートが必要です。
「食べなさい」と強く言うのではなく、「食べられそうなものはある?」「少しだけ食べてみる?」と優しく声をかけることが推奨されます。
食欲が戻るサイン
以下のような変化は、食欲が戻ってきているサインです。
「何か食べたい」と言う、食べ物の話をする、食べ物の匂いに興味を示す、実際に少量食べられる、嘔吐や吐き気がなくなるなどです。
これらのサインが見られたら、消化の良いものから徐々に食事を始めることができます。ただし、最初から通常量を食べるのではなく、少量から始めることが推奨されます。
このように、食欲がない時の対処法は、無理に食べず少量ずつ頻繁に摂り、好きなものを優先し、見た目や香りを工夫し、家族がサポートすることが重要とされています。
最後に、発熱時の食事で注意すべきことについて説明いたします。
発熱時の食事で注意すべきこと
発熱時の食事で注意すべきことは、誤嚥のリスク、嘔吐や下痢がある場合の対応、高齢者や子供への配慮などです。
誤嚥のリスク
発熱により意識レベルが低下している場合や、高齢者では、誤嚥(食べ物や飲み物が気管に入ること)のリスクがあります。
誤嚥は、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性があり、非常に危険です。特に、意識がもうろうとしている、咳き込みやすい、飲み込む力が弱いなどの場合は注意が必要です。
食事を与える際は、座位または半座位にする、少量ずつゆっくり食べる、のどごしの良いものを選ぶ、むせたらすぐに中止するなどの配慮が必要です。
嘔吐がある場合の対応
嘔吐がある場合は、無理に食事を取らないことが重要です。
嘔吐直後は、30分〜1時間程度何も食べず、胃腸を休めます。その後、少量の水や経口補水液から始め、嘔吐しなければ徐々に量を増やします。
固形物は、嘔吐が止まってから数時間経過し、水分が取れるようになってから始めます。おかゆやゼリーなど、消化の良いものから少量ずつ食べます。
嘔吐が続く場合は、脱水のリスクが高いため、医療機関を受診する必要があります。
下痢を伴う場合
下痢を伴う場合も、水分補給が最優先です。
下痢により、水分と電解質が大量に失われます。経口補水液による水分・電解質の補給が特に重要です。スポーツドリンクや、塩分を含むスープなども有効です。
食事は、消化の良いもの、便を硬くする作用のあるもの(おかゆ、うどん、バナナ、りんごのすりおろしなど)を選びます。油っこいもの、繊維質の多いもの、乳製品(下痢がひどい場合)は避けることが推奨されます。
高齢者の食事の注意点
高齢者では、以下の点に特に注意が必要です。
脱水になりやすいため、こまめな水分補給が重要です。食欲が低下しやすく、また誤嚥のリスクも高いため、柔らかく食べやすいものを少量ずつ与えます。
意識レベルの変化に注意し、もうろうとしている場合は、無理に食べさせず、医療機関を受診することが推奨されます。高齢者では、発熱により急速に状態が悪化することがあるため、注意深い観察が必要です。
子供の食事
子供の発熱時の食事では、以下の点に注意します。
乳幼児では、いつもより頻繁に授乳や水分補給を行います。食事が取れなくても、母乳やミルク、経口補水液で水分補給ができていれば問題ありません。
学童期の子供では、好きなものを優先し、無理強いしないことが大切です。アイスクリーム、ゼリー、バナナなど、子供が食べやすいものから始めます。
子供は、大人よりも脱水になりやすいため、尿の量と色を確認し、十分な水分補給ができているかを観察することが重要です。
医療機関を受診すべき状況
以下のような場合は、医療機関を受診する必要があります。
水分が全く取れない、嘔吐が続いて何も受け付けない、下痢が激しく脱水が進行している、尿が出ない(乳幼児では6時間以上おむつが濡れない)、意識レベルが低下している、ぐったりしているなどです。
これらの場合は、経口摂取が困難であり、点滴による水分・栄養補給が必要になる可能性があります。速やかに医療機関を受診することが推奨されます。
このように、発熱時の食事で注意すべきことは、誤嚥のリスクに配慮し、嘔吐や下痢がある場合は無理に食べず水分補給を優先し、高齢者や子供では特別な配慮が必要であり、水分が取れない場合は受診が必要とされています。
※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断や治療に代わるものではありません。症状や治療に関するご相談は、医療機関にご相談ください。
監修医師

略歴
| 2014年10月 | 神戸大学博士課程入学 |
| 2019年3月 | 博士課程卒業医師免許取得 |
| 2019年4月 | 赤穂市民病院 |
| 2021年4月 | 亀田総合病院 |
| 2022年1月 | 新宿アイランド内科クリニック院長 |
| 2023年2月 | いずみホームケアクリニック |




