熱があって尿の量が少ないと感じることはないでしょうか。
発熱時に尿量が減少する最も一般的な原因は、脱水です。
発熱により発汗や呼吸から水分が失われ、十分な水分補給ができていないと、尿量が減少します。
尿の色が濃くなっている場合は、脱水が進行しているサインであり、適切な水分補給が必要です。
発熱で尿量が減少する原因と、危険なサイン、適切な対処法を理解しておくことが大切とされています。
発熱で尿量が減少する主な原因とは?
発熱で尿量が減少する主な原因は、脱水による水分不足、尿路感染症、腎機能への影響などです。
脱水による尿量減少
発熱時の尿量減少で最も一般的な原因は、脱水です。
発熱により体温が上昇すると、発汗が増え、呼吸からも多くの水分が失われます。また、食欲低下により食事からの水分摂取も減少します。吐き気や嘔吐を伴う場合は、さらに水分が失われます。
水分補給が不足すると、身体は水分を保持しようとして尿量を減らします。これは、身体の防御反応の一つです。尿の色が濃い黄色や茶色に近くなることも、脱水の兆候です。
発熱時の水分喪失のメカニズム
発熱時には、通常よりも多くの水分が失われます。
体温が1度上昇すると、1日あたり約200〜300mlの水分が追加で失われるとされています。39度の発熱であれば、通常より600〜900ml程度多く水分が失われる計算になります。
発汗、不感蒸泄(皮膚や呼吸から自覚せずに失われる水分)、呼吸による水分喪失などが主な経路です。これらにより、尿量が減少します。
尿路感染症の可能性
尿路感染症も、発熱と尿量減少を引き起こす原因の一つです。
膀胱炎や腎盂腎炎などの尿路感染症では、発熱を伴うことがあります。また、排尿困難や残尿感により、実際に排出される尿量が減少することがあります。
頻尿(トイレに行く回数は多い)だが、1回の尿量が少ないという場合は、尿路感染症の可能性が高いとされています。
腎機能への影響
発熱や脱水により、腎臓の機能が一時的に低下することがあります。
脱水により血液量が減少すると、腎臓への血流が低下し、尿の生成量が減少します。また、高熱が続くと、腎臓への負担が増加し、腎機能が低下する可能性があります。
多くの場合、水分補給により回復しますが、重度の脱水や長期間の高熱では、腎機能障害を起こすリスクがあります。
その他の原因
その他にも、尿量減少を引き起こす原因があります。
薬剤の影響(解熱鎮痛剤の一部は腎臓に影響を与える)、心不全や肝疾患などの基礎疾患の悪化、尿路結石による尿路閉塞などが考えられます。
これらの原因は比較的稀ですが、基礎疾患のある方や高齢者では注意が必要です。
症状の見分け方
尿量減少の原因を見分けるためのポイントがあります。
尿の色はどうか(濃い黄色や茶色は脱水のサイン)、排尿時に痛みがあるか(尿路感染症の可能性)、腰や背中の痛みがあるか(腎盂腎炎や尿路結石の可能性)、水分補給は十分にできているか、他にどのような症状があるかなどです。
これらの情報により、脱水によるものか、尿路感染症などの疾患によるものかを判断する手がかりになります。
このように、発熱で尿量が減少する主な原因は、脱水による水分不足、尿路感染症、腎機能への影響などであり、症状の見分けが重要とされています。
続いて、脱水による尿量減少について見ていきましょう。
脱水による尿量減少
脱水による尿量減少は、発熱時に最も多い原因であり、尿の色が濃くなることが特徴で、適切な水分補給により改善します。
発熱時の水分喪失
発熱時には、様々な経路から水分が失われます。
発汗により、多くの水分が失われます。高熱時には、汗が滴るほど発汗することもあります。不感蒸泄(自覚されない水分喪失)も増加します。皮膚から蒸発する水分や、呼吸に伴う水分喪失が増えます。
嘔吐や下痢を伴う場合は、さらに大量の水分が失われます。胃腸炎などでは、1日に数リットルもの水分が失われることがあります。
脱水の兆候
脱水にはいくつかの兆候があり、早期に気づくことが重要です。
尿の色が濃いは、最もわかりやすい脱水の兆候です。正常な尿は薄い黄色ですが、脱水すると濃い黄色、オレンジ色、茶色に近い色になります。
口の中や唇が乾いている、のどが渇く、尿の量が少ない(4〜6時間排尿がない)、皮膚の張りがない(皮膚をつまんで離しても、すぐに戻らない)、めまいや立ちくらみ、頭痛、倦怠感の増強などがあります。
尿の色と濃さの変化
尿の色は、水分補給の状態を示す重要な指標です。
透明に近い薄い黄色は、水分補給が十分にできている健康な状態です。薄い黄色は、正常な範囲です。黄色は、やや水分が不足している可能性があります。
濃い黄色は、水分補給が不足しており、脱水の兆候です。オレンジ色や茶色に近いは、脱水が進行しており、速やかな水分補給が必要です。
尿の色を観察することで、水分補給の状態を簡単に評価できます。
正常な尿量の目安
正常な尿量の目安を知っておくことが重要です。
成人の場合、1日の尿量は通常1,000〜2,000ml程度です。排尿回数は、1日に5〜8回程度が一般的です。
乏尿とは、1日の尿量が400ml以下、または1時間あたり20ml以下の状態を指します。無尿とは、1日の尿量が100ml以下の状態で、これは緊急事態です。
発熱時には、通常よりも尿量が減少することがありますが、適切な水分補給により、1日に500ml以上の尿量は維持されるべきです。
水分補給の重要性
発熱時の脱水を防ぐためには、積極的な水分補給が必要不可欠です。
発熱により失われる水分を補うため、通常よりも多くの水分を摂取する必要があります。1時間にコップ1杯(200ml)程度を目安に、こまめに水分を摂取します。
経口補水液、スポーツドリンク、麦茶、水などが適しています。カフェインを多く含む飲料やアルコールは、利尿作用があるため避けるべきです。
適切な水分量
発熱時の適切な水分量は、個人の体重や発熱の程度により異なります。
一般的には、通常の水分摂取量(1日1.5〜2リットル)に加えて、発熱により失われる分(体温1度上昇につき200〜300ml程度)を追加します。39度の発熱であれば、1日に2.5〜3リットル程度の水分が必要になります。
尿の色が透明に近い薄い黄色になるまで、水分補給を続けることが推奨されます。ただし、短時間に大量の水を飲むと水中毒(低ナトリウム血症)を起こす可能性があるため、こまめに少量ずつ飲むことが大切です。
このように、脱水による尿量減少は発熱時に最も多い原因であり、尿の色が濃くなることが特徴で、経口補水液などで適切な水分補給を行うことにより改善するとされています。
次に、尿路感染症による尿量減少について説明いたします。
尿路感染症による尿量減少
尿路感染症による尿量減少は、頻尿だが1回量が少ない、排尿困難や残尿感を伴い、抗生物質治療が必要です。
膀胱炎と腎盂腎炎
尿路感染症には、主に膀胱炎と腎盂腎炎があります。
膀胱炎は、膀胱に細菌が感染して起こる疾患です。頻尿(トイレに行く回数が多い)、排尿時痛、残尿感、尿の濁りなどの症状があります。通常は発熱を伴いませんが、軽度の発熱(37〜38度程度)を伴うこともあります。
腎盂腎炎は、腎臓とその集尿部である腎盂に細菌感染が起こる疾患です。38度以上の発熱(多くは39度以上)、背中から腰にかけての痛み、頻尿、排尿時痛、悪寒や震えなどの症状があります。
排尿困難と残尿感
尿路感染症では、排尿困難や残尿感が特徴的な症状です。
排尿困難とは、尿が出にくい、尿の勢いが弱い、排尿に時間がかかるなどの状態です。炎症により尿道や膀胱が狭くなったり、痛みにより排尿を我慢したりすることで起こります。
残尿感は、排尿後もすっきりしない、まだ尿が残っている感じがする状態です。実際に膀胱に尿が残っていることもあれば、炎症による感覚異常のこともあります。
これらにより、実際に排出される尿量が減少することがあります。
頻尿と尿量の違い
尿路感染症では、頻尿だが1回の尿量が少ないという特徴があります。
頻尿とは、トイレに行く回数が多い状態です。尿路感染症では、膀胱が刺激されるため、頻繁に尿意を感じます。しかし、実際に排出される尿量は少量です。
トイレに行く回数は多いのに、1回に出る尿の量が少ない(数十ml程度)という場合は、尿路感染症の可能性が高いとされています。これに対して、脱水では、トイレに行く回数自体が減少します。
炎症による影響
尿路の炎症は、尿量や排尿に様々な影響を与えます。
膀胱や尿道の炎症により、膀胱の容量が減少し、少量の尿でも尿意を感じるようになります。炎症による痛みにより、無意識に排尿を我慢してしまうこともあります。
腎盂腎炎では、腎臓の炎症により、一時的に尿の生成量が減少することがあります。重症の場合は、腎機能が低下し、尿量が著しく減少することもあります。
抗生物質治療の必要性
尿路感染症は、細菌による感染症であるため、抗生物質による治療が必要です。
膀胱炎であれば、経口抗生物質を3〜7日間程度服用します。腎盂腎炎では、より長期間(10〜14日間程度)の抗生物質投与が必要であり、重症の場合は入院して点滴での治療が必要になります。
抗生物質による治療を開始すると、通常24〜48時間以内に症状が改善し始めます。尿量も徐々に正常に戻ります。
早期受診の重要性
尿路感染症が疑われる場合は、早期の受診が重要です。
発熱と尿量減少に加えて、排尿時痛、頻尿、残尿感、腰痛などの症状がある場合は、尿路感染症の可能性が高いとされています。
治療が遅れると、腎盂腎炎から敗血症(細菌が血液中に入り込んで全身に広がった状態)に進行したり、腎機能が低下したりするリスクがあります。早期の診断と治療により、これらの合併症を防ぐことができます。
このように、尿路感染症による尿量減少は、頻尿だが1回量が少ない、排尿困難や残尿感を伴い、炎症による影響があり、早期の抗生物質治療が必要とされています。
続いて、適切な水分補給の方法について見ていきましょう。
適切な水分補給の方法
適切な水分補給の方法は、経口補水液を活用し、少量ずつこまめに摂り、嘔吐がある場合は慎重に対応することです。
経口補水液の活用
発熱時の水分補給には、経口補水液が最も推奨されます。
経口補水液は、水分、塩分(ナトリウム)、糖分が適切な比率で配合されており、腸管からの水分吸収が最大化されるように作られています。脱水の予防と治療に最も効果的です。
市販品としては、OS-1、アクアライトなどがあります。薬局やドラッグストアで購入できます。自宅で作ることもでき、水1リットルに対して、塩3g、砂糖40gを溶かします。
スポーツドリンク
スポーツドリンクも、水分と電解質の補給に有効です。
ポカリスエット、アクエリアスなどのスポーツドリンクは、ナトリウム、カリウムなどの電解質を含みます。経口補水液と比べると、糖分が多く、塩分が少ないという特徴があります。
そのまま飲むと糖分が多いため、水で2倍に薄めて飲むことも推奨されます。特に、子供や糖尿病の方では、薄めて飲む方が良いとされています。
水分補給のタイミング
水分補給は、こまめに行うことが重要です。
1時間にコップ1杯(200ml)程度を目安に、定期的に水分を摂取します。のどが渇いたと感じる前に、積極的に水分を摂ることが推奨されます。
食事の際にも、水分を多めに摂ります。食欲がなくても、水分補給だけは必ず行うことが重要です。夜間も、枕元に水を置いておき、目が覚めた時に飲めるようにしておくと良いとされています。
少量ずつこまめに摂る
水分は、一度に大量に飲むのではなく、少量ずつこまめに摂ることが推奨されます。
一度にコップ1杯(200ml)程度を、ゆっくり飲みます。一気に飲むと、胃が膨満し、吐き気を催すことがあります。また、短時間に大量の水を飲むと、水中毒(低ナトリウム血症)を起こす可能性があります。
数分かけてゆっくり飲む、一口ずつ飲む、ストローを使って少しずつ飲むなどの工夫が有効です。
嘔吐がある場合の対応
嘔吐がある場合は、水分補給が困難になります。
嘔吐直後は、30分〜1時間程度何も飲まず、胃腸を休めます。その後、少量の水や経口補水液から始めます。最初は、スプーン1杯程度から始め、5〜10分ごとに少量ずつ飲みます。
嘔吐しなければ、徐々に量を増やしていきます。それでも嘔吐が続く場合は、経口摂取が困難であり、点滴が必要になる可能性があるため、医療機関を受診する必要があります。
点滴が必要な場合
以下のような場合は、経口摂取が困難であり、点滴による水分補給が必要になります。
水分が全く取れない、嘔吐が続いて何も受け付けない、下痢が激しく脱水が進行している、意識レベルが低下している、尿が全く出ない(無尿)などです。
点滴により、水分、電解質、場合によってはブドウ糖などの栄養を補給します。脱水が改善し、経口摂取ができるようになるまで、点滴を継続します。
このように、適切な水分補給の方法は、経口補水液を活用し、1時間にコップ1杯程度を少量ずつこまめに摂り、嘔吐がある場合は慎重に対応し、経口摂取困難な場合は点滴が必要とされています。
次に、危険なサインと注意すべき症状について説明いたします。
危険なサインと注意すべき症状
危険なサインは、尿が全く出ない無尿、尿の色が異常に濃い、意識障害、激しい腰痛、浮腫などです。
尿が全く出ない
尿が全く出ない、または極めて少ない(1日100ml以下)という状態は、非常に危険です。
これは無尿または高度の乏尿と呼ばれ、腎不全や重度の脱水、尿路閉塞などの可能性があります。緊急の医療対応が必要です。
6時間以上排尿がない場合は、注意が必要です。8〜12時間以上排尿がない場合は、速やかに医療機関を受診する必要があります。
尿の色が異常に濃い
尿の色が茶色やコーラ色、赤褐色など、異常に濃い場合は注意が必要です。
茶色やコーラ色の尿は、重度の脱水や、横紋筋融解症(筋肉が壊れてミオグロビンという物質が尿中に出る状態)、肝疾患などの可能性があります。
血尿(赤色、ピンク色)は、尿路感染症、尿路結石、腎疾患などの可能性があります。異常な尿の色を認めた場合は、医療機関を受診することが推奨されます。
意識障害やぐったりしている
意識障害やぐったりしている状態は、重度の脱水や敗血症などの可能性があります。
呼びかけに反応しない、もうろうとしている、会話がかみ合わない、ぐったりして動けない、立ち上がれないなどの症状は、非常に危険なサインです。
このような症状がある場合は、すぐに救急車を呼ぶ必要があります。特に、高齢者や乳幼児では、急速に状態が悪化することがあるため、注意が必要です。
激しい腰痛や背中の痛み
発熱と尿量減少に加えて、激しい腰痛や背中の痛みがある場合は、腎盂腎炎や尿路結石の可能性があります。
腎盂腎炎では、背中の肋骨の下あたりから腰にかけて痛みがあります。腰を叩くと痛みが響く(叩打痛)ことが特徴です。
尿路結石では、激しい側腹部痛や腰痛(疝痛発作)が起こります。尿路結石により尿路が閉塞すると、尿が排出できなくなり、無尿になることがあります。
浮腫
身体がむくむ(浮腫)という症状は、腎機能の低下や心不全の可能性を示唆します。
足首やすね、まぶた、顔などがむくむ、指で押すとへこんで戻りにくいなどの症状があります。尿量が減少し、身体に水分が貯留することで浮腫が起こります。
浮腫を伴う尿量減少は、腎疾患や心疾患の可能性があるため、速やかな受診が必要です。
高齢者や乳幼児の注意点
高齢者や乳幼児では、特に注意が必要です。
高齢者は、のどの渇きを感じにくく、脱水になりやすいとされています。また、腎機能が低下していることが多く、尿量減少が重篤な状態につながりやすいです。意識レベルの変化、ぐったりしている、尿量が明らかに減少しているなどの症状があれば、速やかに受診が必要です。
乳幼児は、体重に対する水分の割合が高く、脱水になりやすいです。おむつが6時間以上濡れない、泣いても涙が出ない、大泉門(頭頂部の柔らかい部分)が凹んでいる、口の中が乾いている、ぐったりしているなどの症状は、脱水の危険なサインです。
このように、危険なサインは、尿が全く出ない無尿、尿の色が異常に濃い、意識障害やぐったりしている、激しい腰痛や背中の痛み、浮腫であり、高齢者や乳幼児では特に注意が必要とされています。
最後に、医療機関を受診すべきタイミングについて説明いたします。
医療機関を受診すべきタイミング
医療機関を受診すべきなのは、尿が全く出ない場合、水分が取れない場合、重度の脱水症状がある場合などです。
すぐに受診が必要な症状
以下のような症状がある場合は、すぐに医療機関を受診する、または救急車を呼ぶことが推奨されます。
尿が全く出ない(6時間以上排尿がない)、意識障害(呼びかけに反応しない、もうろうとしている)、ぐったりして動けない、激しい腰痛や背中の痛み、呼吸困難、けいれん、高熱(39度以上)が続き尿量が極めて少ないなどです。
これらの症状は、重度の脱水、腎不全、敗血症、尿路閉塞などの重篤な状態の可能性を示唆しており、緊急の対応が必要です。
脱水が進行している場合
脱水が進行していると判断される場合は、速やかに受診することが推奨されます。
尿の色が茶色に近い、口の中や唇が著しく乾いている、皮膚の張りがない、めまいや立ちくらみが強い、頭痛が激しい、4〜6時間以上排尿がないなどの症状です。
脱水が進行すると、腎機能障害、意識障害、ショック状態などの重篤な合併症を起こす可能性があります。早期の点滴治療により、これらの合併症を予防できます。
水分が取れない場合
水分補給を試みても、水分が取れない場合は受診が必要です。
嘔吐が続いて何も受け付けない、水を飲むと吐いてしまう、意識レベルが低下して飲めない、のどに問題があって飲み込めないなどの状態です。
経口摂取が困難な場合は、点滴による水分補給が必要になります。特に、高齢者や乳幼児では、速やかな対応が重要です。
尿量減少が続く期間
尿量減少がどの程度続いたら受診すべきかの目安があります。
十分な水分補給を行っているにもかかわらず、尿量が少ない状態が12〜24時間以上続く場合は、医療機関を受診することが推奨されます。
水分補給を強化しても尿量が増えない場合は、脱水以外の原因(尿路感染症、腎機能障害など)の可能性があるため、詳しい検査が必要です。
自宅での観察ポイント
医療機関を受診するまでの間、または様子を見る場合は、以下の点を観察します。
尿の量と回数(何時間排尿がないか記録する)、尿の色(薄い黄色か、濃い黄色か、茶色に近いか)、水分摂取の状況(どのくらい飲めているか)、体温の推移、他の症状の有無(排尿時痛、腰痛など)、全身状態(意識ははっきりしているか、活動できるか)などです。
症状が悪化する場合や、新たな症状が出現する場合は、速やかに受診することが必要です。
予防のための水分補給習慣
尿量減少を予防するためには、日頃からの適切な水分補給習慣が重要です。
発熱に気づいた時点から、積極的な水分補給を開始します。1日に1.5〜2リットル以上の水分を摂取することを目標にします。
経口補水液やスポーツドリンクを常備しておくと、発熱時にすぐに使用できます。高齢者では、定期的に水分を摂る習慣をつけることが推奨されます。
このように、医療機関を受診すべきなのは、尿が全く出ない場合、意識障害やぐったりしている場合、水分が取れない場合、十分な水分補給をしても尿量減少が12〜24時間以上続く場合であり、日頃からの水分補給習慣が予防に重要とされています。
※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断や治療に代わるものではありません。症状や治療に関するご相談は、医療機関にご相談ください。
監修医師

略歴
| 2014年10月 | 神戸大学博士課程入学 |
| 2019年3月 | 博士課程卒業医師免許取得 |
| 2019年4月 | 赤穂市民病院 |
| 2021年4月 | 亀田総合病院 |
| 2022年1月 | 新宿アイランド内科クリニック院長 |
| 2023年2月 | いずみホームケアクリニック |



