アトピーで寝れない時の対処法は?夜間のかゆみを和らげる方法について

アトピー

夜中にかゆみで目が覚めてしまい、そのまま寝れないという経験をされたことはないでしょうか。

アトピー性皮膚炎を持つ方の中には、夜間のかゆみに悩まされ、十分な睡眠が取れない状態が続いている方も少なくありません。

明日も仕事や学校があるのに眠れない焦りや、かゆくて何度も目が覚める辛さは、経験した方でないと分からないものかもしれません。

寝れない夜が続くと、日中の生活にも影響が出てしまいます。

夜間のアトピーのかゆみへの対処法を知っておくことで、少しでも楽に眠れるようになる可能性があります。

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アトピーで寝れない時にすぐ試せる対処法とは?

アトピー性皮膚炎で夜中にかゆくて寝れない時は、患部を冷やす、保湿剤を塗り直す、掻かないための工夫をするなどの対処法が有効とされています。

冷やすことによるかゆみ軽減

かゆみを感じた時、最も即効性のある対処法は患部を冷やすことです。冷たい刺激は、かゆみの神経伝達を一時的にブロックし、かゆみを和らげる効果があります。

冷やしたタオルや保冷剤をガーゼやタオルで包んだものを、かゆい部位に当てると、かゆみが軽減することがあります。保冷剤を直接肌に当てると凍傷のリスクがあるため、必ず布で包んで使用することが大切です。

枕元に冷やしたタオルや保冷剤を用意しておくと、夜中にかゆくなった時にすぐに対応できます。ただし、冷やしすぎると皮膚への刺激となる可能性があるため、心地よいと感じる程度にとどめることが推奨されます。

保湿剤の追加塗布

夜中に乾燥によるかゆみを感じた場合、保湿剤を塗り直すことで症状が緩和することがあります。就寝前に塗った保湿剤が時間の経過とともに効果が薄れている場合、追加で塗布することが有効です。

枕元に保湿剤を置いておくと、起き上がらずにすぐ塗ることができます。夜間用に、べたつきの少ないローションタイプの保湿剤を用意しておくのも一つの方法です。

塗布する際は、こすらずに優しく押さえるように塗ることで、皮膚への刺激を最小限に抑えられます。

掻かないための工夫

かゆい時に掻いてしまうと、一時的には気持ちよく感じますが、掻くことで皮膚が傷つき、炎症が悪化してさらにかゆくなるという悪循環に陥ります。

掻きたい衝動を感じた時は、かゆい部位を軽く押さえる、軽くたたく、つねるなど、掻く以外の刺激で代用することが推奨されます。また、綿の手袋を着用して寝ると、無意識に掻いてしまっても皮膚へのダメージを軽減できます。

爪を短く切り、やすりで滑らかにしておくことも、掻破による傷を防ぐ上で重要です。

気を紛らわせる方法

かゆみに意識が集中すると、よりかゆく感じてしまうことがあります。かゆみから意識をそらすために、深呼吸をする、好きな音楽を静かに聴く、単純な計算や暗唱など頭を使う作業をするなどの方法が有効な場合があります。

リラクゼーション法として、身体の各部位を順番に力を入れて緩める漸進的筋弛緩法や、呼吸に意識を集中するマインドフルネスなども、かゆみから意識をそらし、リラックスして眠りにつくのに役立つことがあります。

我慢できない時の薬の使い方

医師から処方されている抗ヒスタミン薬がある場合、指示された用法で服用することでかゆみが軽減される可能性があります。特に、就寝前に服用するタイプの抗ヒスタミン薬は、夜間のかゆみを抑え、睡眠を促す効果が期待できます。

外用薬(ステロイド外用薬など)が処方されている場合も、夜中にかゆみが強い時に追加で塗布してよいか、事前に医師に確認しておくと安心です。

ただし、自己判断で薬の量を増やしたり、処方されていない薬を使用したりすることは避け、医師の指示に従うことが重要です。

このように、アトピーで寝れない時は、冷やす、保湿する、掻かない工夫をするなどの対処法を試すことで、かゆみを軽減できる可能性があります。

続いて、アトピーで寝れない夜を減らすための就寝前のケアについて見ていきましょう。

アトピーで寝れない夜を減らすための就寝前のケア

アトピー性皮膚炎で寝れない夜を減らすためには、入浴方法や保湿のタイミング、寝室環境の調整など、就寝前のケアを適切に行うことが重要とされています。

入浴方法と保湿のタイミング

入浴は、皮膚を清潔に保ち、保湿剤の浸透を良くする効果がありますが、方法によっては夜間のかゆみを悪化させる可能性があります。

お湯の温度は38〜40度程度のぬるめに設定することが推奨されます。熱いお湯は体温を上昇させ、かゆみを増強させる原因となります。入浴時間も長すぎると皮膚の保湿成分が流出するため、10〜15分程度にとどめることが望ましいとされています。

入浴後は、皮膚の水分が蒸発する前に保湿剤を塗布することが重要です。入浴後5分以内、できれば3分以内に保湿剤を塗ることで、保湿効果が高まります。タオルで水分を押さえるように拭いた後、すぐに保湿剤を塗布する習慣をつけることが推奨されます。

外用薬の適切な使用

医師から処方されている外用薬は、就寝前にしっかり塗布することで夜間のかゆみを軽減できる可能性があります。保湿剤と外用薬を併用する場合の順番は、医師の指示に従うことが大切です。

ステロイド外用薬やタクロリムス軟膏などの抗炎症外用薬は、炎症がある部位に適切に使用することで、かゆみの原因となる炎症を抑えます。症状が落ち着いている時でも、医師の指示により予防的に使用することで、夜間のかゆみを予防できる場合があります。

室温・湿度の調整

寝室の環境も睡眠の質に大きく影響します。室温が高いと体温が上昇し、かゆみが増強する傾向があります。寝室の室温は、夏場は26〜28度、冬場は18〜22度程度に保つことが推奨されます。

湿度も重要で、乾燥した環境では皮膚の水分が失われ、かゆみが悪化します。湿度は50〜60%程度に保つことが望ましく、冬場は加湿器を使用することが有効です。ただし、湿度が高すぎるとダニやカビが繁殖しやすくなるため、適度なバランスが大切です。

エアコンの風が直接身体に当たらないようにすることも、皮膚の乾燥を防ぐ上で重要です。

寝具や寝衣の選び方

肌に直接触れる寝具や寝衣は、素材選びが重要です。綿100%など、天然素材で肌触りの良いものを選ぶことが推奨されます。化学繊維やウールは、チクチクした刺激があり、かゆみを誘発する可能性があります。

寝具はこまめに洗濯し、清潔に保つことも大切です。ダニはアトピー性皮膚炎の悪化要因となるため、シーツや枕カバーは週に1回程度洗濯し、布団は定期的に天日干しや布団乾燥機で乾燥させることが推奨されます。

寝衣は、身体を締め付けないゆったりしたものを選び、縫い目やタグが肌に当たらないよう、裏返しに着る工夫も有効です。

爪のケアと手袋の活用

就寝前に爪が短く整えられているか確認することも重要です。爪が伸びていると、夜間の無意識の掻破で皮膚を傷つけやすくなります。爪切りで短く切り、やすりで角を丸く滑らかにしておくことが推奨されます。

綿の手袋を着用して寝ることで、無意識に掻いてしまった時のダメージを軽減できます。特に子どもの場合、掻破のコントロールが難しいため、手袋の着用が有効なことがあります。

このように、就寝前の入浴方法、保湿、環境調整、寝具選びなどを適切に行うことで、アトピーで寝れない夜を減らせる可能性があります。

次に、アトピーで寝れない状態を改善するための生活習慣について説明いたします。

アトピーで寝れない状態を改善するための生活習慣

アトピー性皮膚炎で寝れない状態を根本的に改善するためには、日中のかゆみコントロール、ストレス管理、規則正しい睡眠リズムなどの生活習慣が重要とされています。

日中のかゆみコントロール

夜間のかゆみを軽減するためには、日中から皮膚の状態を良好に保つことが重要です。日中も保湿剤をこまめに塗布し、処方されている外用薬を適切に使用することで、炎症を抑え、夜間のかゆみを予防できる可能性があります。

汗は皮膚への刺激となりかゆみを誘発するため、汗をかいたらこまめに拭き取るか、可能であればシャワーで洗い流すことが推奨されます。日中に掻き壊してしまうと、夜間にその傷がかゆくなることもあるため、日中の掻破も極力避けることが大切です。

ストレス管理とリラクゼーション

ストレスは、アトピー性皮膚炎のかゆみを増強させる要因の一つです。日中のストレスが溜まると、夜間のかゆみが強くなる傾向があります。自分なりのストレス発散方法を持つことが重要です。

就寝前にリラクゼーションの時間を設けることも効果的です。深呼吸、ストレッチ、瞑想、好きな音楽を聴くなど、リラックスできる活動を就寝前のルーティンに組み込むことで、心身の緊張がほぐれ、眠りにつきやすくなります。

就寝直前までスマートフォンやパソコンを使用することは、ブルーライトの影響や脳の活性化により睡眠の質を低下させるため、就寝1時間前にはデジタル機器の使用を控えることが推奨されます。

規則正しい睡眠リズム

毎日同じ時刻に就寝・起床することで、体内時計が整い、睡眠の質が向上します。休日も平日と同じ時刻に起きることで、睡眠リズムを維持することが推奨されます。

昼寝は、夜間の睡眠に影響を与えないよう、午後3時までに、20〜30分程度に留めることが望ましいとされています。

朝起きたら、カーテンを開けて太陽の光を浴びることで、体内時計がリセットされ、夜に自然と眠くなるリズムが整いやすくなります。

就寝前のルーティン

就寝前に決まったルーティンを行うことで、身体と脳が「これから寝る時間だ」と認識し、スムーズに眠りにつきやすくなります。

例えば、入浴→スキンケア→着替え→軽いストレッチ→読書→就寝といった流れを毎日繰り返すことで、自然と眠りのモードに入れるようになる可能性があります。

カフェインやアルコールの影響

カフェインは覚醒作用があるため、午後以降の摂取は控えることが推奨されます。コーヒー、紅茶、緑茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインは、摂取後数時間は体内に残るため、就寝の6時間前までに摂取を終えることが望ましいとされています。

アルコールは、一時的には眠りにつきやすくなりますが、睡眠の質を低下させ、夜中に目が覚めやすくなります。また、アルコールは血管を拡張させ、体温を上昇させることで、かゆみを増強させる可能性もあります。

このように、日中のかゆみコントロール、ストレス管理、睡眠リズムの維持などの生活習慣を整えることで、アトピーで寝れない状態の改善が期待できます。

続いて、アトピー性皮膚炎で寝れない原因とメカニズムについて見ていきましょう。

アトピー性皮膚炎で寝れない原因とメカニズム

アトピー性皮膚炎で寝れない主な原因は、夜間にかゆみが強くなる生理学的なメカニズムがあるためで、体温の上昇や自律神経の変化などが関与しているとされています。

夜間にかゆみが強くなる理由

アトピー性皮膚炎のかゆみは、夜間に強くなる傾向があります。これは多くの患者さんが経験することであり、科学的にもいくつかの理由が考えられています。

一つは、夜間には日中の活動や他の刺激がなくなり、かゆみに意識が向きやすくなることです。日中は仕事や勉強、会話などに気を取られているため、かゆみをそれほど意識しませんが、静かな夜にはかゆみが前面に出てきます。

また、夜間は副交感神経が優位になり、ヒスタミンなどのかゆみを引き起こす物質が放出されやすくなることも関係していると考えられています。

体温や自律神経の影響

就寝時には、布団に入ることで体温が上昇します。体温の上昇は皮膚の血流を増加させ、かゆみを引き起こす物質が皮膚に運ばれやすくなり、かゆみが増強します。

また、入浴後は体温が上昇しているため、特にかゆみを感じやすい時間帯です。入浴から就寝までに適度な時間を空け、体温が下がってから布団に入ることで、かゆみを軽減できる場合があります。

自律神経のバランスも睡眠とかゆみに関係しています。夜間は副交感神経が優位になり、リラックス状態になりますが、これに伴い皮膚の感覚が敏感になり、かゆみを感じやすくなるとされています。

睡眠障害の頻度

研究によると、アトピー性皮膚炎の患者さんの60〜80%が何らかの睡眠障害を経験しているとされています。重症度が高いほど睡眠障害の頻度も高く、夜間に何度も目が覚めるという報告があります。

睡眠障害は小児でも成人でも見られますが、特に小児では自分でかゆみをコントロールすることが難しく、睡眠への影響が大きくなることがあります。保護者も子どものケアのために睡眠が中断され、家族全体の睡眠に影響が出ることも少なくありません。

睡眠の質への影響

アトピー性皮膚炎によるかゆみは、単に眠れないだけでなく、睡眠の質自体を低下させます。夜間のかゆみにより、深い睡眠(徐波睡眠)やレム睡眠の時間が減少し、浅い睡眠の時間が増えることが報告されています。

浅い睡眠では、身体と脳の回復が十分に行われないため、睡眠時間は確保できていても、翌日に疲労感や眠気を感じることがあります。

このように、アトピー性皮膚炎で寝れない原因には、夜間にかゆみが強くなる生理学的なメカニズムが関与しており、睡眠の質にも大きな影響を与えるとされています。

次に、アトピーで寝れない状態が続くことによる影響について説明いたします。

アトピーで寝れない状態が続くことによる影響

アトピー性皮膚炎で寝れない状態が続くと、日中の眠気や疲労感だけでなく、皮膚症状の悪化や精神面への影響など、様々な問題が生じる可能性があります。

日中の眠気や疲労感

夜間の睡眠が不十分だと、日中に強い眠気や疲労感を感じます。集中力や判断力が低下し、仕事や学業のパフォーマンスに影響が出ることがあります。

運転中や危険を伴う作業中の眠気は、事故のリスクを高めるため、特に注意が必要です。眠気が強い時には、これらの活動を避けることが推奨されます。

皮膚症状の悪化

睡眠不足は、アトピー性皮膚炎の症状を悪化させる要因となります。睡眠中に分泌される成長ホルモンは、皮膚の修復に重要な役割を果たしており、睡眠不足によりこの修復過程が妨げられます。

また、睡眠不足は免疫機能にも影響を与え、炎症が悪化しやすくなる可能性があります。さらに、睡眠不足によりかゆみの知覚が増強されるという報告もあり、寝れない→かゆみが強くなる→さらに寝れないという悪循環に陥ることがあります。

精神面への影響

睡眠不足が続くと、イライラしやすくなる、気分が落ち込む、不安を感じやすくなるなど、精神面にも影響が出ます。慢性的な睡眠不足は、うつ病や不安障害のリスクを高めることも知られています。

アトピー性皮膚炎自体も、外見への不安や慢性的なかゆみによるストレスで、精神的負担が大きい疾患です。これに睡眠不足が加わることで、精神的な問題がさらに深刻化する可能性があります。

子どもの成長への影響

成長期の子どもにとって、睡眠は成長ホルモンの分泌や脳の発達に不可欠です。アトピー性皮膚炎により睡眠が妨げられると、身体の成長、学習能力、情緒の発達に影響を与える可能性があります。

睡眠不足の子どもは、日中に落ち着きがなくなったり、集中力が低下したりすることがあり、学校生活にも影響が出ることがあります。

このように、アトピーで寝れない状態が続くと、日中の機能低下、皮膚症状の悪化、精神面への影響など、様々な問題が生じる可能性があり、適切な対策が重要とされています。

最後に、アトピーで寝れない状態が続く時に医療機関を受診すべきタイミングについて説明いたします。

アトピーで寝れない状態が続く時に医療機関を受診すべきタイミング

アトピー性皮膚炎で寝れない状態が続き日常生活に支障をきたしている場合は、治療の見直しや専門的な評価のために医療機関を受診することが重要です。

睡眠障害が日常生活に支障をきたす場合

以下のような状況では、医療機関への相談が推奨されます。

夜間のかゆみで毎晩のように寝れない状態が2週間以上続いている場合、日中の眠気や疲労感で仕事や学業に支障が出ている場合、睡眠不足により気分の落ち込みやイライラが続いている場合、自己対策を試しても改善が見られない場合などです。

これらの状態は、生活の質を著しく低下させるため、医療的な介入が必要です。

治療の見直しの必要性

夜間のかゆみが強い場合、現在のアトピー性皮膚炎の治療が十分でない可能性があります。外用薬の種類や強さの見直し、塗布方法の確認、保湿剤の変更などにより、症状のコントロールが改善する場合があります。

近年は、デュピルマブなどの生物学的製剤や、JAK阻害薬などの新しい治療薬も使用できるようになっており、従来の治療で十分な効果が得られない場合には、これらの選択肢について医師に相談することも可能です。

抗ヒスタミン薬の活用

夜間のかゆみに対しては、抗ヒスタミン薬の内服が有効な場合があります。特に、眠気の副作用がある第一世代の抗ヒスタミン薬は、就寝前に服用することで、かゆみを抑えながら眠りにつきやすくする効果が期待できます。

ただし、抗ヒスタミン薬の選択や用量は、年齢や他の薬との相互作用などを考慮して決定する必要があるため、医師に相談して処方を受けることが重要です。

睡眠の専門的評価

睡眠障害が重度の場合や、アトピー性皮膚炎の治療を最適化しても睡眠が改善しない場合は、睡眠の専門的な評価が必要な場合があります。

睡眠時無呼吸症候群など、アトピー性皮膚炎とは別の睡眠障害が併存している可能性もあります。睡眠外来では、睡眠の状態を詳しく評価し、適切な治療を提供することができます。

心身両面からのアプローチ

睡眠障害が長期化している場合、不安やうつなどの心理的問題が関与している可能性もあります。皮膚科での治療と並行して、必要に応じて心療内科や精神科での評価を受けることも検討されます。

認知行動療法は、睡眠障害に対して有効な治療法として知られており、不眠に対する認知行動療法(CBT-I)を受けることで、睡眠の質が改善する場合があります。

アトピー性皮膚炎による睡眠障害は、皮膚症状、かゆみ、心理的要因が複雑に絡み合っているため、多面的なアプローチが重要です。医療者と相談しながら、自分に合った対策を見つけていくことが大切です。

このように、アトピーで寝れない状態が続く場合は、治療の見直しや専門的な評価を受けるために医療機関を受診し、適切なサポートを得ることが重要とされています。


※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断や治療に代わるものではありません。症状や治療に関するご相談は、医療機関にご相談ください。

監修医師

理事長・院長
今村 英利
Imamura Eli

略歴

2014年10月神戸大学博士課程入学
2019年3月博士課程卒業医師免許取得
2019年4月赤穂市民病院
2021年4月亀田総合病院
2022年1月新宿アイランド内科クリニック院長
2023年2月いずみホームケアクリニック